【他者貢献】なぜお金持ちは寄付するのか?
夢をかなえるゾウという本の中に「募金をしろ」という項目があってイマイチ理解ができていなかった。
募金や寄付をするくらいなら自分の晩酌代に回した方が満足度が高いのでは?とずっと思ってきた。
でも最近、ようやく寄付や募金をした方がいい、という言葉の意味がわかってきたから、なぜ寄付や募金のような他社貢献が大事なのか僕なりの意見を書いていく。
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なぜ、お金持ちは寄付するのか
有名YouTuber、お金持ちが寄付や募金をしてるのを見て売名行為だ、承認欲求オバケ、偽善者だ、みたいに言う人がいる。
そういう人もいるのだろうけど、本当のお金持ちはきっと「他社貢献」がしたいのだと思っている。
お金があって自分が満足している人間はお金の使い道を思いつかず、他人に使った方がいいと思っているのだと思う。
お金をもったいないと思っている
そんな事言っても、お金なんてあればあるだけ良いんだから他人のために使う必要がないと思うかもしれない。
でも、それは僕含めて多くの人間が使い切れないお金を持っていないから見えていない景色だと思う。
お金を食べ物で例えて見ればわかるかもしれない。
自分では食べきれない以上の食べ物があったとして、お腹を空かせた子どもがいれば9割の人間は食べ物をあげると思う。
使い切れないだけのお金があれば、他人に使って上げた方が幸福度は高いし、意外な形で返って来る可能性もある。
もちろん、お金であれば使う相手を選んだり、わざわざ悪人に使う必要は無い。
お金持ちは使い切れないお金をもったいないと考えているのかもしれない。
少なくとも僕は食べ物が腐るなら誰かにあげた方がいいじゃないかなと思う。
承認欲求を捨てれないミニマリスト?
2ちゃんねるを見てるとミニマリストに対して、「物は捨てれても承認欲求は捨てれない」「承認欲求は捨ててなくて草」みたいなコメントがついていて笑った記憶がある。
当然、そういう人がいるのも間違いないけど、中には「他者貢献」がしたいと思う人がいると思っている。
ミニマリストになれば、物も買わなければ、食事も質素になったりしてお金も時間も増える。
僕も物を減らした結果、お金も時間も生まれて人生に余裕が生まれたと実感した。
しかし、余裕が生まれたと同時に、虚無感も生まれてしまって人生がつまらないと思った。
人生を豊かにするのは無駄な事だから、無駄を省けば生まれるのは虚無しかない。
お金持ちとミニマリストの共通点
お金持ちも、ミニマリストも共通する事は余裕がある事だと思ってる。
しかし、余裕=虚無感になると最後に残るのは誰かの役に立ちたいという「他者貢献」の意識なんだと思う。
自分の人生に余裕があるからこそ、自分にお金や時間を使っても、人生が楽しくないと感じる。
その余裕がもったいないと感じて、余裕を他人に与える事で幸せだと感じるのだと思う。
ビジネス系YouTuberの言うことを真に受けるな
僕はビジネス系YouTuberをよく見るけど、「結婚はするな」「子どもは必要ない」と言う。
この言葉を真に受けて、結婚と子どもは必要が無い、不幸だ、という人は自分で考える事を放棄してしまうと後悔することになる。
こういうビジネス系YouTuberには従業員や仲間がいて、子どもや家族とは違う他者貢献をしているんだ。
だから、家族や子どもはいらないと言ってるだけで他者貢献が出来る対象は必要になってくる。
他人の主義主張の本質を見抜くことが出来ずに鵜呑みすれば、自分に待つ未来は不幸でしかない。
子どもは他者貢献する上で都合がいい
他者貢献という欲を満たす上で自分の子どもは都合がいい。
血が繋がってる、自分の子だからひいき目に見れる、常に成長して夫婦の間に会話を運んでくれる…
どうせ、お金とか時間みたいなリソースを割くなら誰か分からない人間より自分の子どもにあげる事が1番満足度が高い。
しかも、自分の子どもは自分達の老後の楽しみにもなる。
勝手な予想だけど50代くらいになれば人生経験した事ばっかりで人生が食傷気味になる。
そんな時に子どもがいれば、人生をもう一度追体験出来る様な感覚になれるし、俯瞰して人生を見れるのは面白い。
老後の貯金を悩む人がいるけど、老後の楽しみを作ることを忘れている人が多い気がする。
経営者なんかは従業員、仲間、社会に貢献する事が満足度が高いタイプの人間だと勝手に思っている。
普通のサラリーマンや、仕事に対しての情熱がないタイプであれば子どもを持った方が良いと思う。
推しを見つけろ
結婚もする気がない、一人で生活がする人間が幸せになれないのかと言われるとそんな事ない。
別に貢献する対象はなんだって良い。
最近では、推し活のように好きな人達を応援する事でも他者貢献の欲を満たせる。
キャバクラ、ホストなんかも特定の人間に対してお金を払うという形で貢献する事で他社貢献の欲を満たしている。
個人的には夜のお店相手にお金を払うのは払う代価に対してコスパが悪いようにも思うけど。
そんな高いお金を払うのが嫌なら、犬や猫の様なペットを買う事がおすすめ。
可愛いし、愛情を注げば返してくれるし、ワガママを言うこともない、某メンタリストも猫を溺愛している。
まとめ
人間は他人に対して何かをしてあげる事に喜びを感じる生き物。
最近は、VTuberのスパチャなんかも他者貢献の一環なんだなと気付いてきた。
ただ、無理にスパチャをし過ぎて、相手に見返りを求めているような人も多いなと思うことがある。
他者貢献で1番大事なことは、自分が見返りを求めない範囲で相手に与えてあげる事。