【働く意味】何の為に働くのか?
自己啓発本なんかではお金の為に働くな、やりがいを重要視しろと言われてる
社会人9年目にして自分の中で「何の為に働くのか?」という事がアップデートされた。
今、現在の何のために働くのかという事について話していく。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
何の為に働いているのか
何の為に働いているのかと質問すれば、大体の人はお金の為だと答えると思う。
実際、僕も仕事をしている理由なんてお金が貰えるからであって仕事なんてお金を稼ぐための手段だと思っていた。
でも、僕はお金の為に働いている訳じゃなかった。
お金の為に働くという言葉は冷静で落ち着いた時にしか出てくることは無い。
仕事が忙しい、夢中な時に、お金の事を考えて仕事なんてしていない。
考えている事はどうやったら効率的に出来るか、もっと早くできるか、のように生産性の事ばかり考えていることに気付いた。
手段が目的化してるようだけど、僕は作業を効率化したいという目的の為に仕事をしていたと気付いた。
最近のこと
最近、仕事でイライラしてる事が増えて、割とストレスが溜まってるなと自分で気付いた。
何がストレスに感じているのかな?と考えた時に「生産性が低い」という事にストレスを感じていると思った。
上司達が、答えの出ない会議を大人数でしたり、無駄な仕事を作っているのを見ると、どうしてもイライラしてしまう。
これは僕が生産性に執着しすぎている結果、生産性の低い上司の行動に対してストレスが溜まってしまうのだと思った。
上司達が何を考えているのか
と言っても、上司達もバカじゃないはずだから何か考えがあるのだと思う。
仕事中に一生懸命考えてみた結果、ひとつの答えが出てきた。
それが「揚げ足取り」に執着している事だと気付いた。
揚げ足取りなんて何の生産性も無い行為だけど、他人の揚げ足取りって楽しくてしょうがない。
性格が悪いようだけど、部下達だって上司の揚げ足取りに必死なんだ。
「あの上司がこんな事してた」「意味の無い仕事を追加してきた」なんて会話は職場でもよくしてる。
だったら上の立場になれば、部下の揚げ足取りをするなんて、レベルの低い上司ならやって当然。
自分に出来ることは?
そんな終わってるような職場だけど、だからと言って上司の指示はコントロールできるものじゃない。
自分がコントロール出来ないものは軽視するというのはよく言われてる事だから、自分に出来る事を探した方がいい。
この場合なら、転職するか、考え方を変えるかの2択しか思いつかなかった。
しかし、転職したところで自分に決定権はないし、次の職場でも似たような事が起きるだろう。
そうなれば自分に出来ることは考え方を変えるしかないと思った。
お金の為に働く
僕は生産性を高める事が仕事において大事な事だと思っていた。
工場では安全第一、品質が大事なんて綺麗事をよく言ってると思う。
個人的には安全や品質を重視したいなら生産性を第1に持ってくることが重要だと思っている。
生産性が高ければ、生産性のない安全、品質にお金や時間などのリソースを割くことが出来る。
でも結局はサラリーマンでしかないから僕がどれだけ生産性にこだわった所で、その意見は聞かれる事もなければ、給料に反映されることもない。
自分で生産性にこだわりを持ちすぎているせいで無駄にストレスを抱えすぎてしまっていた。
だったら1周回ってお金の為に働く事にフォーカスした方がいい。
お金の為に働くという本当の意味
上にも少し書いたけど、本当の意味でお金の為に働いている人間は少ないと思っている。
本当にお金の為に働いているのであれば、人間関係の悩みとか業務内容の不満というのは出てこないはず。
部下に仕事を教えるのは今後の自分のスキルのため、作業内容の見直しは会社の為…
こんな風に仕事内容とお金という結び付きを切り離そうと考えがちになっていた。
でも、これからはお金を貰ってるから部下に教える、お金を貰っているから上司に怒られると思うようにした。
上司に怒られた時にストレスを感じるのは、自分の頑張りを認めてくれないという、自分を否定されたことが悔しくてストレスを感じていた。
それなら、お金を貰ってるから怒られてやってるという精神的なスタンスを取っていればストレスを感じる事が減るようになってきた。
これからは本当の意味でお金の為にサラリーマンをやろうと思う。
欲求の本質を知る
何の為に働くのか、という疑問の前に今まで何の為に働いていたのかをハッキリさせるべき。
というのも人間の欲求に対して、本当に欲しがる物って歪みやすい。
お金が欲しいという人は多いと思うけど、お金を得た先にある物が本当に欲しい物なんだ。
お金を手に入れて、安心感が欲しいのか、他人に対しての優劣感が欲しいのか、贅沢がしたいのかは人それぞれ。
安心感が欲しいなら、そんなにお金があっても逆に安心できないし、優劣感が欲しいなら別にお金以外にも、体を鍛えて人とは違うと思えれば、優劣感を手に入れることが出来る。
何の為に仕事をするかも同じように、今まで何の為に仕事をしていたかをハッキリさせる必要がある。
効率化するために仕事をしていたのか、誰かに感謝されたくて仕事をしていたのか、社会の役にたつ為に仕事をしていたのか…
自分がイライラする物にこそ、本当の欲求は隠されているもので、人によって答えは違うから自分なりの欲求は確立しておいた方がいい。