【1%を探す旅】Youtubeじゃなくて本を読むべき理由

YouTubeは勉強の為に使うべきだと思っていて、本の内容を要約した動画を3年くらいずっと見続けていた。
そのおかげでお金についての知識、仕事の段取り、考え方、様々なことを知れたお陰で、だいぶ生活が変わったと思う。
しかし、ここ最近は動画と読書では頭に入ってくるスムーズさが違う事に気づいて疑問だった。
普通に考えれば本みたいな分厚い内容より、要約してくれて整理してある動画の方が頭に入ってくるはず。
でも、やっぱり読書の方が頭に入ってくるし、動画は見た後で何も覚えてない感覚になってしまう。
今回はその謎が自分の中で言語化出来たから、共有していきたい。
勉強や知識なんて動画が1番コスパ良いと思ってる人には、この記事をきっかけに読書に目覚めて欲しい。

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最初は動画でOK

今回は読書ageがしたい訳じゃなくて当然、動画は動画でいい所がある。
動画は綺麗にまとめてあるから、ざっくり概要を知りたい時には便利。
例えば、僕はバイエンス、テイコウペンギンというYouTuberを見ている。
自分では調べないような、突拍子もないような内容を面白く紹介してくれてるチャンネル。
このおかげで、今まで興味が湧かないような内容でも浅く知識を仕入れる事が出来る。
逆に本は知らないジャンルを一から読もうとすると時間がかかる。
そのせいで読書が面倒に感じてしまって読書嫌いになってしまう。
動画は浅く広く知るには便利だから、まずは動画で基礎的な知識を付けてから、足りない部分を本で読んだ方がいい
動画は金言の宝庫
動画は大事な所を要約してくれるから金言や有益な情報の連続すぎる。
僕も読書習慣がない時は、要約したYouTubeを見て世の中にはこんな考え方があるんだなと、世界が変わったような気がした。
しかし、見すぎていると同じ事を言ってるような感覚になってしまって慣れて飽きてしまった。
同じ本を要約してる動画は99%は同じで反復練習にしかならない。
動画投稿者が紹介してない1%に自分にとって必要な知識がある。
1%が重要

僕がなんでこう思ったかと言うと、睡眠の動画を見まくってた時期に、「寝る90分前に入浴を済ませる」という情報がよく出てきた。
やっぱ睡眠の為にはお風呂はいった方がいいのかな、でも1人で風呂入るのコスパ悪いな、と悩んでた時があった。
その時に「スタンフォード式最高の睡眠」という本に「寝る直前にシャワーでも問題ない」と書いてあった。
僕が欲しかったのはこの情報なのに、どのYouTuberも動画で教えてくれなかったと思う。
このおかげで、残りの1%の情報が大事だと気づくことが出来た。
読書は無駄を省ける

読書って時間がかかって、タイパが悪いってよく言われるけど、個人的にはそうは思わない。
頭に入ってこない事は自分にとっては必要の無い情報なのに動画は自分の頭に尺を使って無理矢理入れてこようとする。
読書なら、頭に入ってこない所はページをめくるだけでスキップ出来る。
読書の方が情報量が多い
動画は1分で400文字程度で、本はKindleの場合で1ページ400文字くらい
読書に慣れてる人なら.1ページをざっくり読むのに30秒もかからないと思う。
つまり読書の方が動画と比べると2〜3倍の情報量が多い。
慣れてくれば読書の方がタイムパフォーマンスは高いし、自分に欲しい情報は自分にしか分からない。
動画は無駄な情報量が多い
動画は目と耳で聞くから疲れる一方、読書は目だけしか使わないから体力の消費が抑えられる。
そんな事ないだろ、って思うかもしれないけど実際映画とかを真剣に見ると疲れる。
知りたい情報を知る以外にも、投稿者のキャラとか、残り時間、コメントにどんな事書いてあるのだろう、と思うと集中力が切れやすい。
動画はエンタメ
ただ淡々と、有意義な情報を羅列してくるならchatGPTで済んでしまう。
その為、YouTuber達は面白いと思ってもらう為に多少のエンタメ性が必要。
そのせいで動画が長くなるし、無駄な情報量が増えるせいで、結局何が大事だったのか、何が言いたい事だった分からなくなってしまう。
そしてエンタメ性を重視するせいで適当な事を言ってるYouTuberが溢れている。
本なら本を出せるような実績がある人や、チェックしてくれてる人もいるから本の方が信憑性は高い。
コメントに流される
動画を見てる時に、コメントを見てしまって、他人の意見に流されてしまう。
もちろん、他人の意見や視点が見れるというのは面白いけど、自分の感想を持たずに他人の意見を聞いてしまうと流れされてしまう。
面白いか微妙な映画を見ようとした時に、レビューの星が少ないからと見るのをやめた経験は誰でもあると思う。
そうすると自分の頭で考える事が出来ないから、自分にとって必要な情報が抜け落ちる可能性がある。
結果、他人が重要だと思ってる物を自分の中にインプットしてしまうせいで考え方が他人軸になってしまう。
よくヤンキー界隈ではアルファードに羨望の眼差しが集まるけど、アレはヤンキー界隈にいるからアルファードが素敵な物に見えてしまって憧れるのと一緒。
自分の頭で考える為にもコメントがある動画より本を個人的にはおすすめする。

読書は目しか使わないから省エネ

一方、読書って字を読む以外にすることがなくて強制的にマインドフルネス状態になる。
だから動画に比べると疲れにくいから、自然とインプットの時間も増える。
結果的には読書の方が情報の取得量が多い。
それに若い人は分からないかもしれないけど、大人になると没頭できる出来事があるってすごい幸せ。
Kindleで読んでる人なら集中モードにして通知がならないようにした方がいい。
集中力は些細な事でも切れる。
動画を聞きながらは?
と言っても、移動中とかジムとかそういう時間に動画をラジオ代わりに聞くなら良いんじゃないかと僕も思ってた。
でも、結果的に全く頭に入らず、視聴済みになってしまって以降見なくなる可能性もある。
動画だって見た方が素晴らしいコンテンツは当然あるから、それを流し見してしまうのは勿体ない。
余程のルーティンワークでもない限り、動画を見るなら動画に集中した方がひらめきやアイデアは生まれる。
運転中とかジムの最中も普通に曲とか流して気分転換した方がリラックスできてアイデアが生まれやすいんじゃないかなと最近は思ってる。
動画のペースに自分が合わせなきゃいけない

動画が自分の頭に入ってこない原因は、動画のペースにのせられてしまうから。
インプットして自分の頭で考えて、自分なりの表現で頭に落とし込まないと、自分の経験値になりにくい。
それが動画だと、どんどん動画のペースで先に行ってしまって自分の中に入ってこない。
結果的に、動画についていこうとすると疲れて頭に入らない。
動画を止めながら見ればいいと思うかもしれないけど、頭で分かっていても受け身で聞いていると流されてしまう。
本は自分のペースで頭に入る
人間なんだから、毎日のコンディションは変わるし、歳をとってくると体調がいい日の方が少なくなる。
本なら自分のペースで読めるから、その日の頭の回転や気分に合わせて自分の中にインプットすることが出来る。
動画は身に入らない事もあるけど、本ならゆっくりだとしても自分の中に確実にインプットすることが出来るから結果的には読書の方が効率的にインプット出来る。
字を読むだけの方が早い
動画の方が情報の取得スピードって早そうだけど、実はそんなことも無い。
最近はチャプターとかを付けてくれるタイプのYouTuberも多く存在してくれているけど、動画は1から10まで見る必要がある。
その点、読書はページをパッと見た時に見た事ある物、知ってる事は省いて読む事が出来る。
似た系統の本を読んだ時は大体、ペラペラ流し見ても頭に入ってくる。
本を読むのに時間がかかるという人は読書をまだした事ない初心者だからであって、慣れれば読むスピードは確実に上がる。
なんなら、目次を見てに気になるページだけ読むだけでも全然OK
分厚い本、ベストセラーであろうと自分にとって必要な情報はそんなに多くは無い。
文を読むスピードは上がる
動画は誰でも見れるが故に、見る側のスキルが求められないことが多い。
読書は時間がかかると思いがちだけど、料理や仕事なんかと同じで、慣れれば効率が上がるのは読書も同じ。
しかも、読書の習慣があると文章を読むスピードが身に付くから、私生活や仕事でも役に立つ。
長文のメールが送られてきても、要点をすぐに抑えることが出来る
想像力が鍛えられる
動画と違って読書は文字しかない分、自分の想像で好きなように解釈することが出来る。
例えば僕のXで42いいねが貰えたこの投稿。
このポストが思いついた時は勉強方法の本を読んでいた時に、「受験勉強は団体戦」というページを見て思い付いた内容。
動画という完成された情報からは、この考えは生まれなかったと思う。
本は情報の密度が完璧でないからこそ、自分の考えが入り込む余地があって面白い。
読書はサラッと復習できる

本は読んでる最中に気軽にめくり直す事で、
これが動画になるとシークバーをいじったり、巻き戻しのボタンをタップする必要がある。
そんなの手間じゃないだろと思うかもしれないけど、大体、動画を見てるシチュエーションの時って自分の手はスマホやマウスを持っていないことの方が多い。
この一手間が面倒だと感じてしまうせいで、巻き戻しが出来なくなってしまう。
でも、本は基本的に手で持ってるはず。
だから気軽に本をめくり直して気になる所は、自分のペースで考える事が出来る。
本を読むペースで自分の体調を把握する事ができる。
本の読み方は自由

読書は一言一句端から端まで読まなきゃいけないとか思いがちだけど、実はそんなことは無い。
ササッと呼んでもいいし、じっくりと時間をかけて読んでもいい。
動画の場合は完成された1個の作品だから、受動的に見てても、最終的に結末まで分かる。
疲れてる時はササッと読んでいいし、読みたい時じっくりで読んでもいいし、好きな所から読んでもいい。
自分のテンションに合わせて好きなように読めるのが読書の良い所。
心理的に満足する

多くのYouTuber達が「読書しろ」と言ってくる。
だから世間的には本を読んでる人は偉いという風潮は確実にある。
そんな世の中で本を読んでいれば自己肯定感が上がって自分を好きになるし、そのおかげでモチベーションも上がる。
そんな不純な理由でいいのかと思うかもしれないけど、それで自分が満足流のであればそれ以上のことは無い。
人生は自分がどう捉えるかが全て。
動画を見てるより、自分でジャズとかの音楽をかけながら本を読んでる時は「丁寧な生活してるな」と思って自己肯定感が上がる。