【行動経済学を学べ】企業に騙されるな
山奥で自給自足の生活をしていない以外は、お金を使って生活していると思う。
お金を使う=企業に払っている事になるから企業の戦略を理解していないと、多くのお金を使ってしまう事になる。
企業が使っている物欲を刺激する方法を紹介していきたい。
無料の罠
タダより高いものは無いと言う言葉がある通り、お金を払ってないならお得と感じてしまうかもしれない。
でも無料で貰えるもの配っている物にはそれなりの理由があるし、金銭的に損をすることは十分にありえる。
送料無料
「1万円以上のお買い物で送料無料」みたいな広告はよくあるけど、送料無料という言葉に釣られて必要のない買い物をしてしまう。
本来は1着しか買わないつもりだった服なのに送料無料の言葉に釣られて2着目の服や目的以外の買い物をしてしまう。
送料無料に釣られて必要のない買い物をしてしまうのは販売会社の思うツボ。
というのが一般論だけど個人的には日常的に使う消耗品とかだったらストック分を買って送料無料にしてしまうのはアリだと思っている。
必要なものか欲しいものかを見極めることが重要。
1月無料の罠
動画配信サービスや月額プランが1ヶ月無料で利用できてお得ですよ、というキャンペーンを見た事があると思う。
あれは、企業の優しさや善意で自社のサービスをお試しで利用してもらう為に用意している訳ではない。
1度無料で契約してしまえば、ズルズルとそのまま解約しない可能性もあるし、契約した事を忘れていれば永遠にお金を搾取し続ける事が出来るから無料期間を設けてある。
さらにサービスの解約の仕方は面倒臭く設定してある。
ネット限定だったり、電話を掛けても繋がらない事がよくあるせいで後回しにしてしまう。
無料という言葉に釣られて契約をしてしまうと後々お金と時間と気力を失ってしまうから
最初から不要なサービスは契約をしないと決めていないと後で多くのお金も時間も気力も失ってしまう。
表現方法による罠
栄養ドリンクでタウリン1000mg配合とか聞くと体に良い成分が大量に入ってるように感じるけど、1000mgは1gである。
嘘をついている訳じゃないけど表現方法によってお得と感じたり、効果が期待できるように思えてしまう。
他にも税抜き価格で表示する事によって安く見えたり、2000円と1980円では実は20円しか差がなかったりするのに本来の価格より安く感じてしまう。
そのせいでレジに持って行くと思ったより高い買い物になってしまう。
僕が1番ヤバいと感じているのは借金の表現。
借金って聞くと悪い事だと思ってしまうのに名前が少し変わると平気でお金を借りてしまう。
- 住宅ローン
- リボ払い
- 奨学金
名前が変わっているだけで実際には全てが借金と同じ。
表現方法に惑わされずに買った物や利用しているサービスがどういう物なのかを見抜く力が必要。
人間は基本的に損をしたくないと考える生き物
期間限定セールやタイムセールと聞くと「この機会を逃すと損をしてしまう」と消費者を焦らせて購入を煽ってくる。
人間は焦ってしまうと冷静な判断が出来ずに必要性がない物なのに買ってしまったりする。
実際にお店で半額で売っている物を見つけた時には、誰かに取られてしまうと思ってついつい買ってしまう。
でも冷静に考えて半額で売っている物にはそれなりの理由がある。
食品なら賞味期限が近いし、スニーカーや服なら人気が無さすぎて売れていない物なのかもしれないし、半額でも利益が出る物なのかもしれない。
期間限定セールを逃したら損してしまうという考えで購入してしまう事こそが損をしてしまう原因になってしまう。
物を買う時は値段じゃなくて物の価値を重視した方がいい。
CMや広告は効果がある
テレビで流れるCMは大体の人が飛ばしているし、街中の広告も効果がないと思っていた。
しかし人間は無意識で広告で見たものや、SNSで紹介されている物をついつい選んでしまう。
脱毛を受けようと思ったら名前の知らない会社より、湘南美容外科を選んだり、有名な芸能人が経営している所を選んでしまう。
特に化粧水とかは完全にイメージ勝負になってくると思っている。
実際に使わないと分からないからパッケージやレビュー、SNSの広告でついつい選んでしまう。
企業は消費者の頭に自社の商品やサービスを植え付ける事で物欲を刺激してくる。
サンクコスト効果
パチンコで1万円を使って当たりが出なかった時に、後に引けなくなってしまって、さらにお金を使ってしまう。
この状況をサンクコスト効果と言う。
サンクコストの呪縛に掛かってしまうと基本的に頭が悪くなる。
ソシャゲのガチャやパチンコも、そこで止めていればお金を失う事もないのに当たりが出るまでやりたくなってしまう。
他にも物が捨てられないのもサンクコスト効果が影響している。
折角買ったから、もったいないからと、いつまでも物を持ち続けてしまうと部屋は汚くなるし、物が多すぎる事で自分のやりたい事を見失ってしまう。
サンクコスト効果を理解していないともっと大きなお金を失ってしまうことになる。
感応度逓減性
難しい字だけど「かんのうどていげんせい」と読む。
僕たちは1円でも安い食品を探し求めて日々スーパーを巡っていると思う。
でもそれが1000円、2000円くらいの買い物になってくると1円単位の出費なんて気にしなくなってしまう。
金額が多ければ多いほど端数の金額なんて気にしなくなってしまって結果的に大きなお金を失ってしまう。
これがランチにドリンクバーを付けるみたいな話ならまだ可愛いけど、住宅、車、結婚式、教育費になってくると話が変わってくる。
こういう出費は10万、100万円が端数になってくるから日々の節約が一気に台無しになる可能性がある。
どんな時も1円は1円なんだという意識を持っていないと大きいお金を失う。
おとり効果
お菓子とかでも、通常サイズと大容量サイズの2つが存在していると思う。
あれは2つの存在があることによって「この商品は人気があって需要がある」と思わせる事により商品を良い物の様に見せる企業の戦略。
他にも松竹梅とランクを3つに分ける事によって「1番安いの何か嫌」「高い物は怖い」と思わせる事によって真ん中の普通のランクを選んでしまう。
そういう真ん中の物が1番利益が出る商品だったりすることがある。
大事なのは自分にとって必要な物、サービスを受けることだから自分がいいと思えば安いもので良いし、反対に高い物でも、それが自分にとっていい買い物になる
まとめ
企業は売上を上げないとサービスを存続する事が出来ないから、まわり回って困るの消費者の方になってしまう。
企業が提供している商品やサービスを賢く利用して自分の人生を豊かにして欲しい。